• 2025年8月2日

HbA1cだけでは語れない!リブレ2で分かる“血糖コントロールの質”

こんにちは。豊中市で糖尿病診療に力を入れている城医院です。
院長は糖尿病専門医として25年の経験と、年間4,000名以上の治療実績があります。
また、産業医・労働衛生コンサルタントとして15年の経験があり、10社以上と契約し、延べ1,000件以上の産業医面談(メンタル相談含む)を行なっています。
当院では「見える化」で患者さんの行動変容を後押しするツールとしてFreeStyle リブレ 2(以下、リブレ 2)を積極的に導入しています。今日はその概要と臨床的インパクトを、一般の方向けにわかりやすく解説します。

FreeStyle リブレ 2とは?
• 上腕に貼る500円玉サイズのセンサーを最大14日間装着し、皮下間質液中のグルコースを1分ごとに測定
• Bluetooth通信でリアルタイム値をスマートフォンや専用リーダーへ自動送信(スキャンも併用可)
• 低血糖・高血糖を事前に知らせるカスタマイズ可能なアラート機能を標準搭載(低:60–100 mg/dL、高:120–400 mg/dL)
• 日本では保険診療の「血糖自己測定器加算」に加え、CGM関連技術料が適用されるため、条件を満たせば保険内で使用可能です

「点」から「線」へ──血糖データの質的転換

従来の自己血糖測定(SMBG)は1日数回の「点」でしか状況を把握できず、
• 夜間低血糖や食後高血糖を見逃す
• データが乏しいため食事・運動と血糖の因果関係がわかりにくい

という課題がありました。リブレ 2では24時間のグラフが自動生成され、たとえば「昨夜のラーメン後に長時間高血糖」「通勤ウォーキング後に血糖が安定」といった変化が**“見える化”**されます。これが患者さん自身の行動変容を強力に後押しします。

HbA1cだけでは測れなかった「血糖コントロールの質」

同じHbA1c 7.0%でも、
• ほぼ一日中120–140 mg/dL前後で推移する人
• 50 mg/dLと250 mg/dLを行き来する人

では合併症リスクが大きく異なります。リブレ 2が提供するAGP(日内パターン)レポートでは、変動幅(ばらつき)・Time in Range(目標範囲内時間)・GMI(推定HbA1c)などを一目で確認でき、**“量”だけでなく“質”**まで評価可能になりました 。

### 📌 初回導入 1 週間目
**リブレ 2 で得られる気づき**  
深夜 1–3 時に低血糖が頻発  

**具体的な指導内容**  
・夕食前インスリンを 1 単位減量  
・就寝前に補食(補食内容を個別指導)

### 📌 妊娠糖尿病
**リブレ 2 で得られる気づき**  
食後 1 時間値が 200 mg/dL を超過  

**具体的な指導内容**  
・食事の GI を改善(低 GI 食の提案)  
・速効型インスリンを分割投与

### 📌 高齢者のシックデイ対応
**リブレ 2 で得られる気づき**  
発熱時に血糖が急激に上昇  

**具体的な指導内容**  
・解熱後の補正インスリン量をアルゴリズム化  
・自己調整方法を具体的に指導


患者さんは自分のスマホでグラフを確認しながら服薬・食事・運動を調整できるため、診察室外でも自己管理が継続しやすくなっています。

まとめ
• リブレ 2は“1分ごと”のリアルタイムCGM。センサーを貼るだけで日内変動が丸見えになる
• HbA1cだけではわからなかった血糖変動を可視化し、合併症リスクをより精緻に評価
• 行動変容を引き出す「気づき」が得られ、治療のPDCAサイクルが加速

当院では装着からデータ解析までワンストップでサポートしています。興味のある方はお気軽にご相談ください。リアルタイムCGMで、いっしょに“質”の高い血糖コントロールを目指しましょう!

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