- 2025年11月13日
糖尿病は“1型・2型”と書くのが正解です!間違いやすい表記の落とし穴

こんにちは。豊中市で糖尿病診療に力を入れている城医院です。
院長は糖尿病専門医指導医として25年の経験と、年間4,000名以上の治療実績があります。
また、産業医・労働衛生コンサルタントとして15年の経験があり、10社以上と契約し、延べ1,000件以上の産業医面談(メンタル相談含む)を行なっています。城医院の公式サイトはこちらです。
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今日は「糖尿病の病型分類の正式な表記方法」についての話題です。
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糖尿病の表記、正しいのはどれ?
皆さんは「1型糖尿病」「I型糖尿病」「一型糖尿病」など、いろんな書き方を見かけたことはありませんか?
実は、正式に決められているのは 「1型糖尿病」「2型糖尿病」 です。
漢数字の「一」「二」やローマ数字の「I」「II」ではなく、算用数字を使うのが国際的なルールになっています(1)。
英語では
• Type 1 diabetes
• Type 2 diabetes
と表記され、略語としては T1D、T2D が使われます(2)。
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なぜ表記がそんなに重要なのか?
医学の世界では、言葉の使い方ひとつで誤解や混乱が生じることがあります。
例えば研究論文や国際的な会議では、誰もが同じ用語を理解できるようにルールが定められているのです。
実際に院長が糖尿病関連の医学雑誌の査読委員をしていたとき、論文に「I型糖尿病」や「一型糖尿病」と書かれていると、それだけで大幅な減点対象となりました。専門誌に投稿する以上、専門用語の正確さは必須だからです。
そのクセで、一般のブログや記事などでも「I型」「一型」といった表記を見かけると、つい気になってしまいます。これはもう職業病かもしれませんね(笑)。
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正しい表記を心がけることの意味
糖尿病は非常に多くの人が関わる病気です。
だからこそ、医師だけでなく患者さんや一般の方にとっても、正しい情報が伝わることが大切です。
「1型」「2型」という表記を守ることで、
• 情報が混乱せず正しく伝わる
• 海外の資料や研究とも一貫性を持てる
• 将来的に学びたい人にとっても理解がしやすい
といったメリットがあります。
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専門用語の正しい表記は、患者さんにとっても正しい理解につながります。
ぜひこの記事を読んで、「1型・2型」の表記を意識してみてください。
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【引用・参照】
(1) 日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2023.
(2) American Diabetes Association. Standards of Care in Diabetes 2024.
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皆さんは普段「I型」「一型」という表記を目にしたら、気になりますか?
それともあまり気にしませんか? コメントでぜひ教えてください。
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監修
城医院 院長 城聡一
医学博士、糖尿病専門医指導医、産業医、労働衛生コンサルタント
院長は糖尿病専門医として25年の経験と、年間4,000名以上の治療実績があります。
また、産業医・労働衛生コンサルタントとして15年の経験があり、10社以上と契約し、延べ1,000件以上の産業医面談(メンタル相談含む)を行なっています。
