- 2025年7月18日
城医院ロゴに込められた思い〜『名字』×『大阪城』×『糖尿病撲滅』〜
はじめに
日常診療の合間にふと視界に入るロゴ――それは、私たち城医院が掲げる“旗印”であり、医院の理念をぎゅっと凝縮した〈小さな宣言〉でもあります。今回は「なぜこの形なのか」「どんな願いを込めたのか」を、ロゴ誕生の裏話とともにご紹介します。
1. 「城」という名をかたどる ―― 中央にそびえる大阪城
院長・城 聡一の名字 “城(じょう)” は、そのまま「人々の命と健康を守る要塞」を想起させます。そこでシンボルの中心には、地元・大阪を象徴する大阪城をモダンに抽象化した図案を配置しました。
重ねられた石垣 … きめ細やかな診療ステップ
天守に向かう階段 … 患者さんと共に少しずつ上る血糖管理の道
頂上の大屋根 … 治療と予防が結実する“最良のQOL”の到達点
つまり、この城は単なるランドマークではなく、糖尿病克服という「頂」を共に目指すロードマップを可視化したものなのです。
2. ブルーサークルが語る“世界基準”
城を包み込む青い円は、国連と国際糖尿病連合(IDF)が定める “Blue Circle”――世界共通の糖尿病シンボルです。
青:地球と空の色。国境を越えた連帯と希望
円:切れ目のない輪。地域医療とグローバルスタンダードをつなぐ橋
大阪・豊中というローカルな街角から、国際的な糖尿病治療の潮流へ“輪”を広げる覚悟を表しています。
3. 2つの標語に込めた決意
STOP DIABETES
糖尿病の新規発症を食い止め、合併症を防ぐ
①早期診断 ②生活習慣支援 ③最新薬物療法の適正使用
MANY ROADS ONE PURPOSE
療養方法や治療法は多彩でも目指すゴールは一つ
多職種連携・ICT活用・個別最適化で“あなたの道”を共創
4. デザインプロセス小話
スケッチ1冊分の試行錯誤 … 天守の角度や石垣の段数を変え、視認性と親しみやすさのベストバランスを探りました。
診察室アンケート … 試作品を患者さんに見ていただき、「大阪らしくて親しみやすい」「青が安心感をくれる」などの声を反映しました。
完成後の意外な効果 … ロゴをきっかけに“糖尿病って治らない病気だと思っていたけど、いろんな道があるんですね”と会話が弾み、行動変容への入口になっています。
5. これからも“輪”を広げながら
ロゴは完成形でありながら、実は医院の挑戦を更新し続ける“現在進行形の約束”でもあります。
・地域連携:豊中市のかかりつけ医・薬局・行政との協働
・企業支援:産業医・労働衛生コンサルタントとして職域の糖尿病対策
・グローバル連帯:国際学会やIDFキャンペーンへの発信
STOP DIABETES――糖尿病を止めるまで。
MANY ROADS ONE PURPOSE――患者さん一人ひとりに合った道を、これからも一緒に歩みます。
おわりに
受付カウンター、診察券、ウェブサイト…どこかでこのブルーの城と目が合ったとき、「ここには自分の未来を一緒に守ってくれる仲間がいる」と感じていただけたら嬉しいです。
ロゴに宿した思いを胸に、城医院は今日も豊中から世界へ、糖尿病克服の輪を広げていきます。
